どうも、やぎです。
今回は、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本のレビューです。
多くの人が何かしらの憂鬱を抱えながら仕事をしていると思います。
・今日の営業先の人、あんまり合わないから行きたくない・・・
・プロジェクトのリーダーを任されたけどみんながついてきてくれない
・明日提出の報告書がどう考えても間に合う気がしない
憂鬱の原因は、人間関係の悩みや、自分のスキルの悩みなど、人それぞれあるかと思います。
そして、今の悩みが無くなっても、次から次へと新しい問題が出てきてしまい、常に何かしらで憂鬱になっているのではないでしょうか。
そんな人に向けて、憂鬱を力に変えるための考え方が載っている本を紹介したいと思います。
それがこの「憂鬱でなければ、仕事じゃない」です。
この本は、出版社 幻冬舎社長の見城徹さんの語録集になっていて、サイバーエージェント社長の藤田晋さんと一緒にまとめた本です。
「憂鬱でなければ、仕事じゃない」
は、その語録の中からピックアップされた言葉です。
この本は、僕が会社員をしていた時に上司から頂いた本で、今でもすごく大切にしています。
現在は会社員を終え、フリーランスとして仕事をしている身ですが、今でも仕事で何か不安がある時や、憂鬱になる時には、この言葉を思い返すようにしています。
この記事では、本の中から特に僕自身、気分が落ちている時に励まされたフレーズを紹介していきます。
僕と同じように、仕事で不安や憂鬱を抱えつつも、もっと頑張りたいと思っている方は参考になると思うので、読んでみてください。
憂鬱でなければ、仕事じゃない
「憂鬱でなければ、仕事じゃない」では、「仕事で憂鬱になることはいいことで、むしろそうであるべきだ」と考えます。
憂鬱を好む人間などいない。
しかし一方で、憂鬱は大きな反発力を生む。
それに気付いた時、
憂鬱は間違いなく
仕事の糧となる
普通の人は、憂鬱なこと、つまり不安や精神的に苦しいことを避けると思います。しかし、大きな成果や経験値は、その憂鬱の先にあると見城さんは言います。
日々の仕事もそうですし人生の岐路でも、必ず迷ったり、悩んだりします。ただ、その悩んだ末にチャレンジできるかどうかが大切です。
「迷った時はやめておく」なのか「迷った時は前に進む」なのか。
自分が経験したことがなく不安な状況や、キツいことがわかっていながらもやらなければならない状況で、いかに奮闘できるか。
そこで、自分の経験値が上がるのか、変わらないのかが決まってきますし、成果にも直結します。
なので、「やったほうがいいこと」だと自分自身で思っているならば、憂鬱を乗り越えて挑戦したほうがいいと思います。
逆に、「自分がやるべきことではない」と本当に心から感じてることに関しては、「やらない」ことを選ぶ努力することも大切だと思います。
そして本当に自分がやりたいことに向かって、憂鬱と戦いつつチャレンジしていきましょう。
天気の話でコミュニケーションを図るホテルマンは最低である
結局、人を動かすのは言葉である。
何気なく、つい無造作に交わしている会話に
敏感になること、
それが有能なビジネスマンになるための第一歩だ。
もっと人と人とのコミュニケーションを誠意を持って取ろう、という話です。
ここでいう「天気の話」は、表面的で凡庸なコミュニケーションであり、楽なコミュニケーションを取ろうとしているということです。
ホテルマンに限らず、ビジネスパーソンであれば、顧客に対してそんな楽な方法をとってはいけません。つまり、「どうすれば相手のためになる話ができるだろう」と相手をきちんと観察しつつ、心遣いやホスピタリティを発揮したコミュニケーションを取ることが大切です。
このような、心遣いを込めたコミュニケーションは努力があってこそできるようになります。
対人関係における、努力とは、つまりサービスことです。
僕自身、サービス業をしていましたが、人とのコミュニケーションは苦手な部分もありました。しかし、この言葉を聞いて、その苦手を苦手のままで終わらせてはいけないと、すごく感じました。
仕事における不安や憂鬱というのは、対人関係から来ることが多いと思います。だからこそ、コミュニケーションにおいての努力を日頃からしておくことで、相手からの信頼も得やすくなると思いますし、それが仕事の成果や自身の成長にも繋がるのではないかと思います。
小さなことにくよくよしろよ
「神は細部に宿る」
という建築家の言葉は、
仕事にもあてはまる。
つい、見過ごしてしまうものにこそ、
事を左右する鍵がある。
「小さなことにくよくよするな」というのは、ある種、精神的な落ち込みから来るパフォーマンスの低下などに対しての、人生訓としては当たっていると思います。
一方、仕事においては、小さいと思われることや、口約束などでもしっかり守ることができるかどうかが重要です。「信頼」と置き換えてもいいと思います。
小さいことほど、見落としがちになりますが、それが結果として人間的な信頼や、結果に繋がっていると考えると、自分自身を定期的に見直す必要がありそうです。
上手くいっていない時こそ、こういった人としての基礎的な部分が疎かになりがちなので、気をつけたいところですね。
まとめ
「憂鬱でなければ、仕事じゃない」を紹介しました。
・憂鬱でなければ、仕事じゃない
・天気の話でコミュニケーションを図るホテルマンは最低である
・小さなことにくよくよしろよ
この言葉の他にも、ビジネスをしていく上で大切なことが書かれた一冊です。
憂鬱になりながらも、仕事でみんなを見返したい人や、自分のありたい姿を目指している方はぜひ参考にしてみてください。
それでは。