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【良書】Think clearly最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

どうも、やぎです。

今回は、「Think clearly最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という本を紹介します。

この本は、良い人生を送るための思考の方法について具体的に書かれている本です。

ポイントは2つあります。

・科学的根拠に基づいていること

・具体的な思考法が52コもあること

この科学的根拠に基づいた52コの思考法がまとまっているこの本は、「思考の道具箱」としてイメージしてもらいたいと思います。

一気に全部を試すのではなく、様々な状況に応じて、それにあった思考を道具箱であるこの本から取り出すという感じです。

なので、一度読んで終わりではなく、何度も思考のツールとして使うことができる本だと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

【良書】Think clearly

Think clearly最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

ロルフ・ドペリ 著

サンマーク 出版

この本は「思考の道具箱」というだけあって、本当にいろんな思考法が記載されています。

目次から、面白そうな項目をピックアップしたので、参考にしてみてください。

・考えるより行動しよう -「思考の飽和点」に達する前に始める

・簡単に頼みごとに応じるのはやめよう - 小さな親戚に潜む大きな罠

・不要な心配ごとを避けよう - 不安のスイッチをオフにする方法

・読書の仕方を変えてみよう - 読書効果を最大限に引き出す方法

ここからは、僕自身がすごく参考になった部分を1つ紹介しようと思います。

一番最初の「考えるより、行動しよう」という項目です。

よく言われるセリフだと思いますが、画家のピカソの言葉を引用していたのが印象的でした。

考えるより、行動しよう

何を描きたいかは、描きはじめないとわからない

パブロ・ピカソ

ピカソは、いかに行動が大事かを理解していた言います。

有名な言葉があり、「何を描きたいかは、はじめてみなければわからない」と言っていたそうです。

この言葉は、人生においても様々なところで役に経つはずです。

この章では、心理学での「思考の飽和点」について解説しています。

行動を開始する前に情報を集めたり、勉強したり、検討したりするのも大切ですが、頭の中で考えてもこれ以上前に進まないポイントがあると言われており、このことを「思考の飽和点」と言っています。

わかりやすい例でいうと、スポーツがあります。

例えばバスケットボールで考えてみると、シュートのフォームを本やYouTubeでいくら勉強しても、自分の体で実際にシュートをしてみなければ、うまくシュートは打てないし入るようにもなりませんよね。

考えるだけのほうがラク

とは言え、いつまでも行動に移せないのは、僕にも身に覚えがあります。

その理由は、頭の中で考えるだけの方がラクだからです。

新しいスポーツを始めるにせよ、スキルアップしたり給料を上げるために転職に挑戦するにせよ、それを望んだり、そのための方法についていろいろ検討することは、誰にでもできます。

それを実際に行動に移すことが難しいのです。

考えるだけならリスクは0ですが、行動すれば失敗のリスクは確実に高くなるからです。

ですが、少しでも何かを変えたいと望んでいるなら、思考の飽和点を乗り越えて、今から行動を始めることが大切です。

自分が本当にやりたいこととは?

最後に、「自分が本当にやりたいことが何なのかわからない」という人もいると思うので、その点について少し書きたいと思います。

これは、ピカソの言葉に話を戻して「何を描きたいかは、描きはじめないとわからない」と言っていたように、

私たちも「自分が本当にやりたいことが何なのか知るには、何かをはじめてみないとわからない」ということです。

世の中、ネットでいろんな情報が手に入るので、実際自分がやりたいことが何なのか、混乱すると思いますが、

情報としてあるだけでは結局わからないので、自分の体で行動してみることが一番大切です。

まとめ

今回は、Think clearlyという本を紹介しました。

この本は、思考の道具箱と言いましたが、その思考はどれも、最終的には行動してこそ意味があるものだと思います。

ぜひ上手に本を使いこなしてみてください。

それでは。