どうも、やぎです。
今回は、「サブスクリプション2.0」という本を紹介します。
この本は、最近大きく伸びているサブスクモデルについて、最新のサービス事例を元に解説している本です。
そもそも「サブスク」とはなんなのか、今までの定額サービスと何が違うのかについて、わかりやすく書かれています。
私たちもこれから生活していく中で、様々なサブスクを利用することになっていくと思うので、この機会にどういったサービスがあるのか、知っておくのもいいのではないでしょうか。
サブスクリプション2.0
まず、サブスクリプション、いわゆるサブスクについて説明します。
サブスクリプションとは、日本語に訳すと「定期購読」という意味があります。
例えば、新聞は月額を支払って毎日届けてくれますよね。
簡単にいうとこれが従来のサブスクです。
一方、この本で紹介されているサブスクリプション2.0は、これまでの定額サービス、定期購読と、大きな違いが3つあります。
・メーカーの参入
・シェアの概念
・個別カスタマイズ化(パーソナライズ化)
今まで、サブスクモデルは小売やサービス業がメインでしたが、最近は例えばトヨタがKINTOという愛車のサブスクをしていたり、キリンビールが家庭用のサーバーをサブスクで利用できるようにしたりしています。
このようにメーカーがサブスクに参入してきています。
また、シェアの考え方がだんだんと浸透してきており、それがサブスクの利用に繋がっているのです。
先ほどトヨタの例でも出しましたが、車などは、いわゆる使い回し「シェア」ができますよね。モノを「誰かが所有する」のではなく、「みんなが利用できるようにする」という価値観を持った人が増えてきているのです。
そして、サブスクのメリットは、1人1人にあったモノやサービスが利用しやすくということです。これは、服のレンタルサービスの例がわかりやすいです。
自分が着たいと思う、好きな服をどんどん買ってしまうと、所有する量が増えて管理がしにくかったり、出費も増えますよね。ですが、サブスクとして、定額で借りて利用することができれば、いろんなファッションに挑戦しやすくなります。
こういった点で、サブスクリプション2.0は、より利用者の求めるもの近づいているのが特徴だと思います。
サブスクサービスの多様化
サブスク2.0では、先ほどの例としてあげた、車や服のレンタルサービス以外にも様々な分野のモデルが登場しています。
この本では具体的には5種類紹介しており、それぞれのサービスについても触れるとこんな感じです。
・衣:ストライプインターナショナル【メチャカリ】洋服借り放題
・食:パナソニック【The Roast】家電&極上コーヒー
・住:アドレス【ADDress】月4万で多拠点生活
・(移)動:トヨタ【KINTO】月額制で新車に乗れる
・エンタメ:U-NEXT【U-NEXT】国産の動画配信
実際に調べても、かなり面白そうなサービスなので、皆さんも確認してみてください。
サブスク利用の3つのメリット
最後に、なぜここまでサブスクがアツいのかについて、サブスクの3つのメリットについて紹介したいと思います。
・新しい消費体験
・圧倒的な利便性
・コスト優位性
「新しい消費体験」については、手の届きにくかったものを利用できるということです。これは、高額を支払わなければ所有できなかったものが、定額で借りるという形で利用することができるになったということです。
例えばこの本では、ラクサスというブランドバッグのサブスクについても紹介しており、ブランドモノも、定額を支払うことで使用することができるようになっていることがわかります。
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「圧倒的な利便性」について解説すると、所有にあたって管理や契約が必要だったものも、サブスクによってその必要が無くなったりします。
トヨタのKINTOに関しても、月額に車の任意保険なども含まれており、自分で契約する必要がないので、より楽に車に乗ることができます。
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また「コスト優位性」に関しても、KINTOでは車検を入れる必要もないので、メリットが大きいです。
このようにサブスクでは、所有よりも利用になることで、消費体験、利便性、コストなど、ユーザーにとって、様々なメリットがあることがわかります。
まとめ
今回は「サブスクリプション2.0」という本の内容を紹介してきました。
この本では、他にも様々なサブスクモデルを解説しています。
もともと知っていたというものから、こんなサービスもあるんだという、今まで全く聞いたことのなかったことも知ることができます。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは。